Curiousでありたいーホストファミリーを通して感じるあれこれ⑬

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まだまだ忙しい日が続き、

ステイのリクエストも

たくさん来るけれど、

なかなか都合がつかず

お断りすることも多いです。

また

台風の影響を懸念して

予定を変更される

ゲストさんも多く、

家族で過ごす日々。

今週は

3年前にステイした

フィリピン人ゲストさんが、

結婚されて、ご主人＋

お腹に赤ちゃんと一緒に

来て下さる予定です♪

オンライン英会話では

フィリピン人の先生に

お世話になっていますが、

我が家のゲストさんは

フィリピンからの方は

余りなく、

東南アジアでは

マレーシア・シンガポール・

インドネシアからの

ゲストさんが多いです。

中でも、

中華系・イスラム系の方が。

我が家の初めての

ムスリムゲストさんは、

4年前の7月に来た

インドネシアの学生さん。

もうその時は

大学を卒業していたけれど、

学生時代に応募した論文が

地質学会のポスター発表に

採用されて 来日されました。

ムスリム圏以外の国を

訪れるのは初めてで、

やはり食事に不安を感じ、

日本でもお馴染みの

ナシゴレン＆ミーゴレンの

インスタントパックを

たくさん携えて来ました。

私達にとっても

初めてのムスリムゲスト。

我が家に以前にステイの

リクエストをされた方の中には

ハラルであることはもちろん、

豚・アルコールを使用した

食器や調理器具もNGだったので

(とても対応できず、お断りしました）

ドキドキしながら尋ねると、

「豚肉とアルコールそのものが

入ってなければOK!」

との返事で、ホッとしました。

学会も終わり、

のんびり家で過ごす時間に

色々話した中で、

今でも印象に残っている

話があります。

それは、

「日本に来る前に、

イスラム寺院の先生に

『なぜ豚肉や酒がダメなのか』

を 訊いてみた。

そうしたら、先生は

『豚は寄生虫がいるからで、

酒は心を狂わせるからダメだ』

と答えてくれて、

なるほど！と思えた。」

とのこと。

その後

何人もムスリムゲストさんを

受け入れてきたけれど、

豚とアルコールが

禁止されている理由を

知っている人は彼以外

誰もいませんでした。

「ただ禁止されているから」

「それが当たり前だから」

学校や社会のルールの多くも、

世の中の常識と言われていることも、

当たり前と思って

何も疑問を持たなくなっている、

頭カチコチの私だけでなく、

10才のリボンにも

”世の理”＝当たり前として

過ごしているように感じます。

一方

5才の自由人ミニィは

ちょっと普通とは違う感覚を

持っているようで、

日々疑問に溢れ

「何で？」「どうして？」

「そしたらどうなっちゃうの？」

「じゃあ、こうしたらどうなるの？」

と、答えに困る質問を

たくさん投げかけてきます。

どうして？攻撃に

全てに答えるには難しく、

そして めんどくさい！

でも、

インドネシアから来た

彼のことを思い出し、

「Curiousは良い事だ」

と心の中で反芻し、

「どうして？何で？と

思うことがあったら、

まず自分で

『こうだからかな？』

って思う理由を

３つくらい考えて、

それを教えてね」と、

半ば逃げ口上のように

言っています。

そしてリボンには、

自分が思いついた疑問を

「これってどうしてだと思う?」と、

一緒に考えるようにしています。

最近ハマッたのは

人類最初の言葉。

サルからヒトに移行する過程で

どんな言葉を話し始めたのか

想像して言葉を創り出す。

どうしても

日本語や英語的な発音に

なってしまうため、

「日本語や英語は忘れよう!

サルになって考えてみよう!」

と考えた言葉は、

「うんっぐぅ むぅちょ ぅんま」

の3語。

たった3語でも、

仲間しか通じない言葉を作るのは

楽しかったです。

www.youtube.com

 ↑Curiousを刺激してくれる

動画に溢れたKurzesagt。

本国のドイツ語だけでなく、

英語、日本語、中国語でも

カラフルなアニメーションで

楽しく学べます。

これが真理であるかどうかを

問題提起しているのも、

Curiousを刺激してくれますね。

 ↓

www.youtube.com

Curiousな

インドネシア人ゲストさんは、

大学卒業後も 専門分野の

国際科学連合の仕事をしながら、

各地を飛び回り、

研究を続けていたようです。

20代半ばの現在、

「持続可能な水管理」の

会議に参加したり、

遺産や観光についてのフォーラムで

パネラーとしてディスカッションしたり、

専門分野以外でも

幅広い活動をしています。

どうやら最近は

大臣のもとで働くよう、

政府からオファーが

あったようで、

「政府レベルの奨学金を

得られなかったからこそ、

より広い道が与えられた」

と彼は言っています。

Curiousであれば、

やりたいことも、世界も、

どんどん広がっていくんだな～、

と彼を見ていて感じます。

うちの子供達に

世界で活躍を!とは

思わないけれど、

Curiousnな気持ちは

持ち続けていてほしい。

そのためには まずは

私がもっとCuriousでいないと!

インドネシアの国立公園

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こんな感じで

ホストファミリーの とりとめない話も

時々お話していきます。

ここで書いた話は、

あくまで我が家にステイした

ゲストさんから聞いたものなので、

一般的ではないかも知れません。

 

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